浴槽の下には湯の華である硫黄分が沈殿

新鮮な海の幸を堪能する

下風呂温泉は温泉地というより、むしろ素晴しい温泉付漁港と表現したほうがしっくりくる。名物のイカに代表されるように海産物が豊富な温泉地。水温が低いため、冬でもない（この時期は春）時期にアンコウも味わえる。

ホテルニュー下風呂は素朴な温泉街に佇む小さな宿。内部には青森ヒバなどの木材がふんだん使われ、きれいで落ち着きのある雰囲気が漂い、自家源泉から湧き出す源泉かけ流しの温泉をじっくりと堪能できる。

今回の訪問は5月。新鮮な海の幸を愉しむことができたが、イカを味わえなかった（スルメイカの季節は夏から）ことが唯一の心残り。いつか再訪して新鮮なイカを思う存分味わいたい。宿泊料金もリーズナブルなので、とても満足度が高い宿である。

湯の華の硫黄分が沈殿

規模は大きくないが、シャワー付の清潔感ある内風呂。白濁の湯が注ぎ、浴槽の下には湯の華である硫黄分が沈殿している。必要以上に飾り気はないが、硫黄の臭いがプンプン漂う。「温泉に入っている」ということをより実感する。

（2015.3 更新）

→　源泉かけ流し温泉ガイド | 温泉新選組のページ： ホテルニュー下風呂

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